─暴走族のお姫さま─




車から降りて
未來さんに



「倉庫?」



と聞くと



「まあな。
そんなもんだ」



と言って
またあたしを
引っ張っていった。



倉庫には大きな
シャッターが
あるんだけど
あたしたちは
そのわきにある
小さなドアから入った。



──ブォンブォン…



わぁ…



中に入ると
ものすごい音が
聞こえてきた。



バイクの音に
鉄バットの音に
話し声。



なによりも人の数が
多すぎる。



倉庫のわりには
綺麗で二階まである。



下はホールみたいに
なっていて
二階につながる
階段の上には
2つの部屋があるみたいだった。