─暴走族のお姫さま─




「未來さん…
逃げましょう…」



と小声で
未來さんに言うと
未來さんは
ふははって笑って
あたしの頭を
ポンと叩いた。



その時。



窓から顔を出した
スキンヘッドの人が



「未來さん。
迎えに来ました」



と言って
頭をペコッと下げた。



えっ?なになに?知り合い?



「未來さん?」



と言うと
未來さんは
スキンヘッドの人に



「おう。
悪かったな」



と言った。



え…え?



言葉遣い的に
未來さんのほうが
立場が上に見えるんだけど…