─暴走族のお姫さま─




あたしは未來さんの
胸に顔を埋めていた。



すると



「今日は奈菜を
良いところに
連れていってやる」



と言って
また悪戯な笑顔を見せた。


「良いところ?」



と言うと
ついてからの秘密だと
はぐらかされてしまった。


それから未來さんは
誰かに電話して



「すぐに来い」



と言うと電話を切った。



そしてあたしの
手を握ると
歩き出した。