─暴走族のお姫さま─




視線を感じる…



色んな角度から
視線を感じる…



恐る恐る
振り返ると
やっぱりいろんな人が
あたしと未來さんを見ていた。



あたしは
未來さんから離れて



「ごめんなさい未來さん。
あたしったら人前で
抱きついたりして…」



と言うと未來さんは
ニッと悪戯な笑みを浮かべ
あたしをまた引き寄せた。



「きゃあっ」



「いいじゃねぇか。
奈菜は俺のものだ」



あたしの顔は
また赤くなる。