─暴走族のお姫さま─




「未來さんっ」



と笑顔で手を振ると
未來さんはまた
腕を広げた。



あたしは迷わず
飛び込んだ。



「奈菜、おかえり」



ここは家か!!って
突っ込みたくなったけど
未來さんの「おかえり」は
何だか落ち着く。



だから



「ただいま」



と言って未來さんの
背中に腕を回した。



幸せだ…



幸せすぎる…



大きな幸せを感じていた今。



あることに気がついた。