─暴走族のお姫さま─




「大丈夫、ごめんな」



と言うと奈菜は
また書き始めた。



【でも、あたしは全然
幸せになれなかった。
ごめんね】



【あたしの幸せは…】



奈菜はそこまで書くと
涙をポタッ、ポタッと
何粒も溢した。



わかった。



奈菜が何を言いたいのか。



ごめん。



俺から奈菜の幸せを
取っていたんだ。



ごめんな。