─暴走族のお姫さま─




あたしは泣きながら
人混みをわけて走った。



「未來…っ」



すれ違う人たちが
ぶつかって転びそうになる。



「未來──…っ!!」



あたしに気がついた
未來が一瞬あたしを見て
すぐに剃らすと
人混みに入っていく。



「いやっ…行かないで!!
待ってよっ、未來!!」



待って──…



行かないで──…



やっと会えたのに



ずっと



ずっと



会いたかったのに──…













行かないでよ──…