─暴走族のお姫さま─




柚希はあたしを
家まで送ってくれた。



家のチャイムを鳴らすと
優真が出てきた。



「なー!?」



「……」



あたしは俯いていた。



「あっ、あの、
あたし、奈菜の
クラスメートの柚希です。
ちょっとだけ…
奈菜と話したいんですけど…」



「その前になーを
お風呂に入れてやっても
いいですか」



「あっ、はい!!」



「すいません」



あたしの横で
優真と柚希の会話が
聞こえてくる。



次の瞬間。



フワッと浮いたと思ったら
目の前に優真の顔があった。