─暴走族のお姫さま─




「奈菜…帰ろう?」



「……」



あたしは何も言わずに
コクンと小さく頷いた。



あたしの肩を支えて
立ち上がってくれる柚希に
すごく感謝した。



未來がいないと
何もできないよ。



あたしは未來がいないと
立つことすら
出来なくなっていた。



どれだけ未來に
支えられてきたんだろう。