─暴走族のお姫さま─




信じられない。



信じたくない。



ねぇ…未來…



奈菜!!…って
いつもみたいに笑って
腕を広げて
あたしを迎えて?



あたしはその場に
崩れ落ちた。



お兄ちゃんのジーパンの裾を
キュッと掴んで
あたしは泣き続けた。



「嫌…
嫌だよ…
嫌ぁ──…っ」



「なー…」



「好き…っ
未來が…好きなのぉ…っ」



「……」



「離れたくないの──…」