─暴走族のお姫さま─




ただお兄ちゃんと
未來の2人の顔が
浮かんでくるばかりで。



胸がずっと痛かった。



夢の中のあたしは
独りぼっちで



遠くには仲良さそうに
お兄ちゃんと奈美さんが
笑い合っていて



未來はそんな2人を
愛しそうに
切なそうに見ていた。



その光景を
遠くから見てる
あたしはすごく
胸が締め付けられて



見たくないのに
どうしても
目は逸らせなくて
ただ黙って見つめてた。