─暴走族のお姫さま─




「奈美とは
毎日一緒にいて
片時も離れることは
なかった。
なのに…奈美…
襲われたんだ…」



襲われる。



こんなにも
汚れた世界なのだろうか。



「俺は…すぐに襲った奴等を
ぶっ飛ばしに行った。
その時にわかったんだ。
奈美が襲われた理由が
俺にあるってことを。
奈美を襲った奴等が
『腹いせだよ!!
お前が悲しむ顔が
見たかったんだよっ
だからお前の女を
襲ったんだよ』って
言ったんだ」



お兄ちゃんは自分を責めてる。



奈美さんが亡くなった
責任を感じてる。