─暴走族のお姫さま─




「……」



「今日…捨てられた…
あたし1人で勝手に
好きだったのかな…っ?」



「……」



「"愛してる"そんなの嘘。
"ずっとそばにいる"それも嘘。
"飽きた""別れる"
それだけは本当だった…っ」



「……」



「…バカだよねっ…
あたし1人が…
あたしだけが好きだった…っ」



「もう言うな」



俺は奈美を
抱き締めようとした。



奈美が震えてたから。



すごく崩れそうだったから。