「助けて欲しいの?」

奏は耳元で小さく呟いた

助けほしい…
心の中からそんな気持ちが芽生えた

私はコクンと頷いた

「俺、お前を惚れさせてやる」

「え…」

「俺のことしか考えられないくらい惚れさせてやる」

そう言った奏は私の耳たぶを唇で優しく噛んだ
奏の甘い吐息が耳の中に入っていく

「っ…」

「いいよ我慢しなくて…声出して」