知らない・・・。

そう言って、お兄様は身支度を始める。





「駄目、お兄様。今日は、嫌な予感がする・・・。」





私は、お兄様の腕に思いっきりしがみついた。





「ただ、海に行くだけだよ。」



「でも・・・。」



「仕方ないんだよ・・・。」





とても、悲しそうな顔をする。




「何で?」



「君の為なんだ・・・。」