太陽と花~思い出のひまわり~

「俺も楽しいよ。花、ありがとう。」



あと2日なのに、私達はずっとこれが続くようなそんな気がしてならなかった。



次の日も、私と太陽君は朝から大忙しだった。



太陽君とはずっと一緒にいる錯覚におちいるほど、意気投合していた。



「花ちゃん、このままここにずっといてよ!」



なんて、言うお客さんや、


「花ちゃんのケーキは世界で一番美味しい!」


なんて、言ってくれるお客さん。



お世辞とは分かっているけど、ものすごく嬉しかった。



今日もあんなに沢山作ったケーキは完売だった。



まぁ、完売と言っても、コーヒーのおまけとして付けているだけだけどね。



売り切れになってからも、お客さんは来てくれた。



昨日来てくれたお客さんがまた来て


「今日も食べたかったのに!」


と残念がってくれていた。