あの日忘れて来た宝物

『…っん…いやぁっっっ!』
俺は瀬野を自分の方に抱き寄せ「お前は後ろに下がってろ!」

そう言って男に近づいた。
「っな!何だよ?!」

こいつまだ分かってねぇ…瀬野を…俺の瀬野を…
「はっ!?何だよってお前が悪いの分かんねーの??じゃあ…」

俺が殴ろうとしたら男はあわてて教室から出て行った。

男は出て行ったのに瀬野の震えは止まらない。

…当たり前か…