恋愛両立




ピロピロピロ・・・・



なんて普通の着信音。





「あ、私だ。」



そう言って席を立ったのは早紀ちゃん。




早紀ちゃんは携帯を開けると窓際からテラスへ向かって歩きながらしゃべりだした。




その電話の向こうの声が食堂に響き渡った。





「早紀さん!!ファイルクラッシュ!」




早紀ちゃんが思わず携帯を耳から外すぐらい大きな声で





その声を聞いてまーちゃんが笑い出した。





「タケルくんだー。また早紀ちゃんに泣きついてるな。」




男の声だよな。



誰だよ。



「タケルくん?」



俺より先にまーちゃんに問いかけたのはアズだった。