ペンションに戻る。


木造の和洋折衷って風なペンション。



トトロに出てきたメイとサツキの家みたい。



オープンテラスがある食堂の横に縁側がある和室がある。



玄関から入らずにテラスから食堂に入ると、律子さんがテーブルに座ってビールを飲んでいた。




「あ、早紀ちゃん。大丈夫?疲れてない?」




私を見るなり心配してくれる律子さん。




「大丈夫です。もうだいぶよくなりました。」




私はそう言うと律子さんの横に座った。




「無理しちゃだめよ。せっかくの夏休みなんだから」




そう言うと私を立たせて壁の方のソファへ移動した。













律子さんとたわいもない世間話をしていた私は気づけば寝てしまっていた。




普段、寝不足だから、何時間でも寝れるのかな。





また気づけば、自分の部屋のベッドに寝ていて、部屋は真っ暗だった。




誰が運んでくれたんだろう?




なんて空ろに考えながら、また深い眠りについた。