あっという間に一週間が過ぎ、気づけば金曜。
敦くんと出会って一週間が過ぎた。
たまに来る敦くんからのメール。
返信するのに時間が掛かって、結局絵文字も少ない、かわいくない返事になっちゃうんだ。
だって慣れてない。
かわいくない私。
きっとすぐ忘れられちゃうんだ。
「かんぱーい!!」
たまに会う学生時代の友達。
デザインの学校出たからって、デザインの仕事してるとは限らない。
看護師めざしてる子もいるし、鳶になった子も居る。
私だって工作とか絵画とか、手を動かして何かを作るのが好きだった。
今はひたすらパソコンに向かってるだけ。
これが昔思い描いてた職業ではないけど、自分らしければそれでいい。
「彼氏出来た?」
ビールジョッキ片手に私の肩に手を回すのは元気、看板屋さんになった。
「元気は毎回同じこと聞くよね。」
「オレは早紀の事が心配なんだよー」
「大きなお世話だよ。」
「ホント、昔っから元気って早紀のお父さんみたいだもんねー」
私と元気の会話に入ってきたのはやっちゃん。
美人さんで、今は自動車会社で派遣社員。
学生の頃から付き合ってる彼氏が居る。
彼氏は映像カメラマンのアシスタント。
6年も付き合ってるんだから結婚すればいいのに。

