【完】俺の守護霊








去年、俺はその日休みだったけど、次の日病院に行ったら沢山机の上に置かれていたような…







「甘いの苦手な人は最悪だけどな」





そう言いつつ、俺は鞄の中から飴とお菓子を取り出した。






この飴は貰ったものではなくて。





俺が患者さん達に配るために買っていたもの。







お菓子は患者さんから貰ったもの。





いらないと断っても俺が受け取るまでは診察が終わっても診察室から出ていこうとしなくて。







結局受け取ったもの。






どちらも入院患者に全部あげるつもりでいたけど、病院で配るやつもあったため、
俺の飴と患者から貰ったお菓子は「そんなにいらない」てあまり貰って貰えなかった。








『貰っていい?』






手を差し出す美緒。





貰い物をねだるのかよ。







そんな、わがままそうで遠慮している美緒。