【完】俺の守護霊






「それでは、一応3日分お薬出しておきますのでそれでもまだ痛かったら来て下さいね?」



営業スマイル?と言う微笑みで診察を行う。



また次々とやってくる患者を診ていた。



「川島先生、お疲れ様でした〜」


今日全部の診察がやっと終わり、カルテや書類の整理をしていたら後ろから平井さんが俺に声をかけた。



やっと終わった…



「あ…お疲れ様です。失礼します」


平井さんにそう告げ俺は立ち上がると診察室を出てロッカーへと向かう。


もう、このまま帰ってゆっくり休みたかったのに。



ロッカー室が見えてきた所でふと俺は足を止めた。



ロッカー室のドアの前には…


さっき俺が助けてもらった子がしゃがみこんでいた。