【完】俺の守護霊





あたしが何言っても探すの止めなさそう。




自分は大丈夫だからとか言ってさ…



大丈夫そうじゃないから言うのに。





すぐに車はファミレスの駐車場に着いた。






病院からそこまで遠くない、帰り道にいつも見かけるファミレス。




もう、辺りは暗くなって、あたしも浮くことが出来るようになっていた。





ファミレスに入ると翔は禁煙席の両方ともソファーになっている席に着席した。





あたしは、翔の隣に座る。






ファミレス…ね。





名前とか意味も覚えてるけど、生きている時にここに来たことがあるかなんて覚えてない。





翔達が料理を決めて食べている間、あたしは周りの客の食べている物とか見ているメニューを横から覗かせてもらった。




パフェ…甘いんだよね?







今のあたしには、甘いってどんな味だったかなって感じだもんね。





でも美味しそ〜!