~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

 ゆっくり立ち上がりながら麟紅は呟いた。
 土足のままでいるのはあまりにもかわいそうだと思ったので、とりあえず靴を脱ぐ。

「え!? ええっ!? ど、どういうこと!?」

 あまりに突然の出来事に少年は立ったまま焦りだす。洗濯物を落とさないのはそれほど焦っているからか、それとも落としてはいけないという本能か。

「今ヤベぇ奴に追われてっから、ちょっと匿(かくま)ってくれよ」

 麟紅はそれだけ言って、体だけ起こした。
 チラッと自分が飛び込んできた窓を見上げた瞬間、ひゃッひゃッひゃという笑い声が窓の側を通り過ぎていった。どうにかうまく隠れることができたようだ。