振り向くとCode.0005がいない。勢い余って、壁にでも激突したのだろうか。しかしラッキーだ。
麟紅は前方左に開いた窓を見つけると、迷わずそこに飛び込んだ。
女が着替え中じゃありませんように、とすぐに顔を上げると、そこには足が。
猛烈に驚いた表情で一人の少年が麟紅を見下ろしていた。
灰色の肩まで届く髪、アズラクほどではないが押しの弱そう、というより温和な目。その手には大量の濡れた洗濯物が握られているのは、今から洗濯物を干そうとしたのか。よく見ると麟紅が飛び込んだのは物干し竿の下だった。
一見すると女子に見えなくもないが、かろうじて男とわかったのは少年が男子の制服を着ていたからだ。
「その制服、確か進学高等部のヤツか」
麟紅は前方左に開いた窓を見つけると、迷わずそこに飛び込んだ。
女が着替え中じゃありませんように、とすぐに顔を上げると、そこには足が。
猛烈に驚いた表情で一人の少年が麟紅を見下ろしていた。
灰色の肩まで届く髪、アズラクほどではないが押しの弱そう、というより温和な目。その手には大量の濡れた洗濯物が握られているのは、今から洗濯物を干そうとしたのか。よく見ると麟紅が飛び込んだのは物干し竿の下だった。
一見すると女子に見えなくもないが、かろうじて男とわかったのは少年が男子の制服を着ていたからだ。
「その制服、確か進学高等部のヤツか」

