~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

 あんなものにぶつかられたら、ぶつかった衝撃の方向(ベクトル)をすべて体の中に流し込まれ、麟紅の体を木っ端微塵にしてしまうだろう。それだけはなんとしてでも避けたい。と言うか死にたくない。

(どっか、逃げ込める場所!!)

 必死で回りを見回すが、この路地は曲がりが無い一本道。途中いくらかビルとビルの隙間があったが、あくまでそれは隙間。人が通れる幅でもなく、通れそうでもエアコンの室外機などで通ることもできなさそうだ。

(早く早く早く! どっかにねぇのかよ、隠れる場所!!)

 ズドン! と、同時に麟紅の後ろで強烈な音が響いた。