~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

(あくまで推測だが、たぶんコイツを殴ったところで力の向きを全部変換されて自分(テメェ)の拳グチャグチャにして終わりだろうな。さて、どうすっかなぁ……)

 チラッと後ろを見る。後方に見える路地裏はこの先ずっと一本道だ。隙間はいくつかあるが、とても人間が一人通れるような幅はなさそうだ。

(走るか? アイツが足が遅いって確信はねぇが。……やるっきゃないか)

「さーてと、おしゃべりは済んだところで、」

 Code.0005は一度言葉を切って、右足を大きく上げる。

「お前をズタズタに拷問してから『完全記憶』のことを吐いてもらうかなー」

 強く、その上げた右足で地面を踏みつけた。