~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

 麟紅の界流眼は、力の流れを見ることができる眼力だ。流れとは、つまりその向きも見ることができる。見る必要のない力はその都度能力の有効範囲から除外することができる。要するに必要な見たい力だけを選んで見ることができる。

 さて、話は変わって人、物体は落下するときにどのような“力(エネルギー)”を作るのか。
 まず高い位置から物体を落とすと重力によって発生する落下のエネルギー。それと空気との摩擦でおきる空気抵抗のエネルギー。他の物体と接点を持たない空中ではおよそこの二つが主要な力になる。落下のエネルギーは重力に頼るものがあるので、基本は下向きである。空気抵抗のエネルギーは、これとは逆に落下のエネルギーを打ち消そうとして働くものなので、上向きに生まれる。
 つまり物体が落下するときは下向きの力と上向きの力が働く。下向きの力が上向きの力よりも強いため、物体は落下する。ある程度知識があれば、誰でもわかることだろう。