~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

 それに真面目なアズラクの性格なら麟紅が何もしないでも勝手に仕事を完遂してくれるだろう。何もせずに事を成す。麟紅の座右の銘の一つである。

「しかしまぁ、それもそれで暇なんだよな」

 運がよければ目的の少女の方からやってくるかもしれない。そんなことは懸賞で当たること並みにないことだが。

「……しゃーねぇ、一時寝るか」

 そう呟いて、麟紅は地面に腰を下ろした。コンクリートの壁に背をもたせかけた。無言でまぶたを閉じ、ものの数秒で麟紅は夢の世界へ旅立って行った。