~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

「捕まったら殺される、だから必死で逃げなきゃいけない、逃げる間にここまで来てしまった……、じゃ、じゃあ美燈(みとう)さんは……」

「路地裏、しかも滅多に人が来ないようなとこだろうな。人は誰かに追われているときは心理的に人目につかねぇとこを探す。追ってる奴にも見つからねぇような」

「でもそれじゃあ逆に自分を見つけてくれって言ってるようなもの……」

「ホントに冷静なら、さっさとどっかの高等部の生徒会か教師連盟にでも助けを求めに行くはずだしな。つまり探す場所は……」

 そこまで言って、麟紅は資料の中の普通高等学区の地図を取り出した。その地図のある範囲を、一緒についていた赤ペンで丸く囲う。