~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

「んあ? じゃあアンタのその未来予知ってのも同じなのか? それじゃあ俺やアンタが見る未来ってのは一体何なんだよ?」

「何もしていない状態で最も起こる確率の高い事象、カークはそう言っていたな」

 表情を変えず視線だけをこちらへ向けて璃寛が答えた。

「まあしかし、今のお前の目は界流眼(かいりゅうがん)。今さらこんな話をしても無意味なのだがな」

 ふう、と息を吐きながら璃寛は言う。

 界流眼(かいりゅうがん)――。
 それは麟紅の紅玉髄(カーネリアンカラー)の瞳の正体であり、魔術的力、眼力である。
 その能力は『あらゆる力の流れを読むことができる』というもの。“あらゆる力”とははつまりは風であり、音であり、電気であり、魔力でもある。