~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

「え? 麟紅くんと知り合いですか?」

 尋ねたのはアズラク。男は大仰にうなずいて、

「ああ、アイツは中坊の時にケンカして負けた記憶があるじゃん。しかも七対一で負けたからいつまで経っても忘れられないじゃーん」

「ああ、思い出した。あの時の」

 どこかどうでもいいような思い出し方だが。

「テメェ忘れたとは言わせないじゃん!」

「思い出したっつっただろうが! 人の話を聞きやがれ! だいたいテメェ誰だ!!」

「思い出せてねぇじゃんかよ! 俺は銀杏春(いちょうばる)銀時(ぎんじ)じゃーん! これでもう忘れたとか言ったらいっぺん殴るじゃーん!!」