「だいたいオレぁー、オメーのその僕口調が嫌(きれ)ーなんだが、いー加減変える気ねーよな?」

「無理ですよ、今さら。子どもの頃からずっとこれですから、僕は。それよりもお願いしますよ、彼女の捜索」

「わーッてるわーッてるッて。殺さずに捕まえる、ねー。まッたく面倒な仕事引き受けさせられたもんだ」

「してますよ、期待」

 ふふ、とCode.0002は笑った。Code.0005はそれに答えるように苦笑いを見せると、強い一歩でその場から消えた。