~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

 何度も何度も瞬間移動を繰り返すうちに、檸檬と少年はビルの壁に近づいていく。
 そして、

「やぁっ!!」

 ドゴッ、という音が響き、突如少年の後方に現れた檸檬の蹴りによって少年の顔はコンクリートの壁にめり込んだ。

「瞬間移動だけがわたしの能力じゃないんだよってこと」

 ニコッと少女は笑い、そして大通りへ出る道へ向かう。

「それにしてもあっけなかったなぁ……。りん兄(にい)、大丈夫かなぁ」