~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

 やはり何も言い返せない。というより何か独特な迫力がある気がする。将来大物になる予感がする、とひそかに麟紅は思う。
 と、そこであきらめたように麟紅はため息をついた。

「はぁ、わかりましたよおんぶですねおんぶですねやりゃぁいんでしょ」

 仕方無しに麟紅は瑠璃の目の前で背中を見せてしゃがんだ。チラッと見えた程度だが一瞬瑠璃が光悦な表情を見せた気がした。まさか。
 瑠璃は何のためらいもなく麟紅の背中に飛び乗る。中学三年生というのはこの程度の重さだったか。紫音を背負って以来なのであんまり感触を覚えていない。
 それより何の躊躇(ちゅうちょ)なく首に腕を回してくるこの少女は恥というものが無いのか、それとも単に精神年齢が低いだけか。