「それで、話というのは?」

『この間話していたことです、御冠神楽麟紅君』

「ええ、彼がどうかしましたか?」

『あの少年を殺すのはまだ惜しいですよ、僕としては』

「ほお、それはまたどうして?」

『詳しいことはそちらに戻ってから話しますよ。今から向かいますから、そちらへ』

「楽しい土産話を期待していますよ」

 プッ、