「ガキじゃないよ。こう見えても高一なんだから。そういう君は何なのさ」

 びしっと指を突き出し、檸檬が問う。

「Code.0002でもCode.0005でもない、雇われってとこかな?」

「へっ、ガキがうっせーんだよ。テメェにわざわざ教える義理はねぇ」

「ふーん、ずいぶん強気だよねー。言っとくけど、わたし、」

 にこっと微笑み、もう一度構えなおす。

「強いよ」