~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

(ちょっとコレヤバくねぇか……?)

 苦虫を噛み潰したような顔になる。
 麟紅は頭の中で、高速で情報を整理していく。
 まず自分の後ろに瑠璃がいる。今回の件の最優先事項はこの少女を保護することだ。つまりここから先はこの少女を守りながら戦わなければいけない。
 その前に自身の問題が上がる。先ほどの攻撃で、左肩をやられた。背中も強打したが、動きに支障は無い。問題は肩の方だ。先ほど力を入れた感じでは、指先までは動くが肩そのものが動かない。右の手だけでこの状況を打開できるとは思えない。

「どうすりゃいいか、なぁ、帝(みかど)」

 麟紅は、小さく呟いた。