~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

 優しく諭すようにCode.0002は微笑んだ。

 禁忌(きんき)――。

 魔法使いゆえに、魔法使いが目指す果て。
 それはつまり、魔法使い自身が魔法そのものになること。
 それは無限の力を意味し、すなわち最強をも意味する。魔法使いが侵してはならない罪。

「わかりましたか? つまりは一切無いわけですよ、僕が<黄金の暁>でない理由がね」

 ギリッと麟紅は歯を軋ませた。
 まさかこんな展開(こと)になるとは思ってもいなかった。当たり前だ。こんなことになるなんて誰が想像できる? 誰もできはしない。敵が<黄金の暁>なら、問答無用ためらいなく麟紅を殺しにかかるだろう。