~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

「ああ、そうかよ」

 ニヤッとどす黒い笑みを浮かべ、麟紅はCode.0002の左腕をつかんだ。
 そして、背負い投げで投げ飛ばそうと、

「だったら容赦なく叩きつぶ……!!」

 投げ飛ばそうとしたはずなのに、投げ飛ばされていたのは自分だった。

「な!?」

「相手の能力を知る前から攻撃を仕掛けるなんて、せっかちですよ、君」

 一瞬で、麟紅の体は反対方向に十数メートル飛ばされてしまった。
 硬い地面に体を打ちつけバウンドし、受身も取れぬまま左肩から落ちた。
 顔を上げると、いまだ微笑んだCode.0002がこちらへ近づいてきている。