~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

「テメェ……、何者なんだ……?」

「何者と、今さら聞くのですか、君は」

 振り向きざまで半身の麟紅の鼻を、さらに何か別のものがかすめる。
 鼻の先を、赤い血が伝う。

(超能力者なのは確かだろうな……。だがそれが何の能力なのかわからねぇことに始まりやしねぇ……)

 麟紅は右の拳に力を込めた。やるしかない。
 持ち前のフットワークで、瞬時にCode.0002との距離を詰める。
 握った拳はいつでも放つことができる。狙うは顔面、眉間の位置。人間の急所を的確に狙い、一撃でノックアウト。

 麟紅は躊躇(ちゅうちょ)することなく、その拳を放った。