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黒く長い髪を肩の辺りでゴムで束ね左肩から前へ垂らし、美形の顔には敵意を感じさせない温和な目。服装は綿のズボンに水色のジャケット。
ビルからもれる蛍光灯の明かりで、それだけ見えた。
「テメェ……誰だっつーか、まさかCode.0002(オー・ツー)とか言わねぇよな」
こちらは敵意を持って、その影をにらみかえした。影はそれでも揺らがない。
「知ってるんですか、僕を? なら早いですね、話は」
Code.0002は少しだけ目を細めて、
「『完全記憶(フルリメンバー)』ですね、その娘が。こちらへ渡してください、Code.0018(ナッシング)を」
黒く長い髪を肩の辺りでゴムで束ね左肩から前へ垂らし、美形の顔には敵意を感じさせない温和な目。服装は綿のズボンに水色のジャケット。
ビルからもれる蛍光灯の明かりで、それだけ見えた。
「テメェ……誰だっつーか、まさかCode.0002(オー・ツー)とか言わねぇよな」
こちらは敵意を持って、その影をにらみかえした。影はそれでも揺らがない。
「知ってるんですか、僕を? なら早いですね、話は」
Code.0002は少しだけ目を細めて、
「『完全記憶(フルリメンバー)』ですね、その娘が。こちらへ渡してください、Code.0018(ナッシング)を」

