~異種魔法異能力挌闘SFファンタジー~ 帝竜 -ミカドノリュウ- Ⅳ 竜と超能力の王

 尋ねられた少女は、しかし逆に驚き身を縮こまらせる。
 何か言いたげに口を開閉しているが、声になっていない。こんなときに璃寛がいれば便利だろうが、まったく人に仕事を押し付けてアイツは一体何してんだ。
 と、そこで気づく。

「ああ、安心しろ。俺はCode.0005とかの仲間じゃねぇよ。ある奴らに頼まれてお前を保護しに来たんだよ」

 と紅玉髄(カーネリアンカラー)の三白眼のヤンキー男が言ったところで誰が信じるだろうか。それに“ある奴ら”という表現もとことん怪しい。普通は信じないだろう。
 もちろん目の前の少女、美燈瑠璃も信じている様子ではない。
 麟紅はあー、と頭を抱えて、