神鳴学園。

 初等部、中等部、高等部、大学部、それと付属の幼稚園、保育園、研究所、大学病院などなど、あわせておおよそ七百五十の施設からなる学園。その広大な土地の中に、多数の施設、それとスーパーやコンビニ、さらには衣料品店、スポーツ品店、果てはバッティングセンターやマニア向けのショップなど、そして数多(あまた)もの寮を備えている。学園を出なくても日常生活を送る分にはまったく不足しないことから、この学園に通う学生たちからは『学園都市』などとも呼ばれている。学園内には寮の他にマンションやアパート、一戸建ての家もあり、学園で生まれ育っている人もいるほどだ。