恋は甘く、ときにはほろ苦く…(完)





「桜!」




凪がいつの間にかすぐ側にきた。




「凪くん…」




「気持ちありがとう。わかった。手紙書くから。勿忘草今度は、きちんと本物を渡すから」




そっと抱き寄せられた。




「うん…待っている」




二人は目が合い、そっと唇が触れた。