「ん・・・?」 よく書かれた部分を見てみると何か人の顔?が書かれていた。 「ぷっ…ははっ」 『あ?どうしたんだよ』 ぶっきらぼうに口を開く彼。 「だって・・これ、大翔くん・・・?」 『はあ・・?』 大翔くんの視線があたしの腕に向く。 表情を固める大翔君。 次の瞬間、照れたのかフイッと前に歩きだした。 「あ、大翔君!」 すたすたと歩いて行く彼の後ろを追いかける。 夕日に照らされて大翔君の表情がよく読みとれない。