エリちゃんと遊んだ日。 帰宅時に吉原くんの家を教えてもらった。 既に報道陣の姿はなくて、一旦は騒ぎが治まったように見えたけど、庭が殆どない一戸建ての家はとても人気もなくて静まり返っていた。 多分、建売だったんだと思う。 何軒も同じデザインの家が立ち並んでいた。 「吉原」という表札だけを確認すると私はエリちゃんと一緒に自転車でそのまま通過した。 その日の夜、私は吉原くんに電話をした。 お母さんに会うことを告げるために。