「あ………っ」


ん?次は誰かな…


「す、すみません」

冷や汗、カキカキ、陸が来た。


「今、菜津子が来ませんでしたか?」


来た、来た(笑)


「あっ、申し遅れました。佐野 陸と申します。とりあえず、菜津子の……」


作者を、不安げ見ている。


「……彼氏から、夫になる者です」


まぁ、妥当だわな……と思う、作者。


「菜津子の手が、早くて、たまに自分もボロボロっす」


腕まくりをして、痣を見せる。


はい……設定ミスです……すみません……


小さくなる作者……


「あっ、それと、お礼が言いたくて来ました」


ん?!


「リメイク版にて、飲み会から、名前を下さってありがとうございました」


いやいや、話しの展開として、そのほうが都合が良いのだよ……陸君。


作者は心で呟いた。


「また来ます。これからもよろしくです」



爽やかに立ち去る陸だった。