そんな、ゆったりと流れる平穏な日々に、突然私達を揺るがす地震のごとく、千夏が現れた。 それは、いつもの放課後。 中学の時からの友達の千夏は、言うなれば、私の元飼い主。 主導権を握る彼女と、従う、従順な私とで成り立っていた関係。 でも、私は彼女に言いたい事をきちんと告げる事で、私達の友情に距離が出来始めていたんだ。 従順じゃない犬はいらないと言うように、簡単に彼女は私から離れていった。