2004年12月26日の日本時間午前9時58分、インドネシアのスマトラ島の北西沖で地震が発生しました。
マグニチュードは約9で、1900年以後では2番目に大きな地震です。
巨大な津波が発生し、東南アジア諸国を襲いました。
死者・行方不明者は22万人以上だそうです。


……そして、この後、Wから電話が入りました。「ツアーに行っていた人、あのインド洋大津波の時に、ビーチにいて、直撃くらったみたい……」

「それで、どうなったんだよ!?」

Wは「……参加者の半分、死んだらしいよ……」

しばらく、二人で絶句していました。

Wは続けて「なんか、津波でみんなばらばらになって、生き残った人は仲間をさがし始めたらしいよ。で、ある人が、なんか、視線を感じるんで、振り返ったら、死体の山の中に、知り合いの死体を見つけたらしいんだ、それが、上半身だけなんだって…………」



……もし、トトで1等を当てていたら、WやいんてるやWの勤め先の社長は、間違いなくこのツアーに同行していたはずです。

そして、この同行者たちとともに、ビーチで津波をくらっていたのは間違いないでしょう。


その場合、生存確率は、……半分。


つまり、9月25日にもしトト1等を当てていたら、そのちょうど3カ月後に、確率2分の1で、いんてるは死んでいました。


もしそうなっていたら、「トトで1等をあてたためにインド洋大津波で死んだ人」として、週刊誌ネタになっていたような気がします。

3カ月前に、トトを買うときに、「Wの予想と心中する」覚悟で予想を組み立てたわけですが、もし1等を当てていたら、その3カ月後に、本当にWと心中していたかもしれないわけです。